6頭の馬の目を突いて逮捕され、精神科医のダイサート(村川絵梨)の治療を受けることになったアラン(織山)。最初は何も話さなかった彼が、ダイサートの献身的な治療で徐々に感情を見せるようになっていく。複雑な家庭環境で育ったアランが、理解者を得たことで心を開き、変化する。その苦悩と葛藤を織山が見事に表現していた。
『エクウス』(Equus)
音楽劇『2FATE
~二つの心と一つの夢~』
ミュージカル
『ラパチーニの園』
『大阪松竹座さよなら公演
epilogue ~ありがとう松竹座~ 』
『エクウス』(Equus)
織山尚大
Nao Oriyama
STAGE REPORT
織山の演技力が光った、海外の傑作戯曲
『エクウス』(Equus)
『エクウス』(Equus)
SPECIAL INTERVIEW
『エクウス』を経験してお芝居への意欲が増した
僕は、戯曲作品に出演するのは今回が初めて。今まで戯曲に挑んでいた事務所の仲間が全員頭を抱えていたので、最初は難しいんじゃないかと思ったんだよね。でも、舞台自体はすごくやりたかったことだし、アランの人物像についても演出の小川絵莉子さんと稽古で突き詰めることができた。小川さんとは少し似ている部分を感じて、それがアランとも共通する部分でもあったから、コミュニケーションが取りやすかったよ。 僕が演じたアランは、精神的に不安定な少年。その結果、ある日、馬の目を突いて逮捕され、精神科の治療を受けるんだけど、本番中はずっと舞台上の病院にいて一度もはけないんだ。上演中ずっとアランでいなきゃいけないプレッシャーは大きかったけど、照明の暗さや舞台演出の力も借りて、すごく集中して物語に入り込むことができた。
『エクウス』(Equus)
ただ、馬の目を突くというのは、どんな気持ちなんだろう? ということは、稽古や本番以外のときもずっと考えていた。その行為は、アランが馬を神聖な存在だと思っているからこそのことなんだけど、僕は、そこまで何かに固執したことがないから。 舞台の場合、何度も同じことを繰り返さなきゃならない。そういう意味では精神的にも肉体的にも結構大変だったけど、むちゃくちゃやりがいがあったので、公演が終わった今でも、まだアランを追求したいなと思う。今回『エクウス』を経験して、より演じることへの意欲が増したし、お芝居に取り組む気持ちにも変化が出た。だから、今後もいろいろな作品にどんどん挑戦していきたいな。
音楽劇『2FATE ~二つの心と一つの夢~』
青木滉平
Kohei Aoki
川﨑皇輝
Koki Kawasaki
田村海琉
Kairu Tamura
STAGE REPORT
3人の関係性が生かされていた舞台
心臓の移植手術を受けた健一(川﨑)。すると、その心臓の持ち主だった真(青木)の幽霊が現れ「歌手になる夢を叶えて」と話しかけるようになる。その夢を実現するため、レッスンを受ける健一の姿に、最初は健一を嫌っていた真の弟・海斗(田村)もやがて応援するようになる。同じグループで長年活動してきた川﨑、青木、田村は、やはり息がピッタリ。2人で歌う曲が多かった川﨑と 青木もしっかりとユニゾンで聴かせ、役柄通り一心同体になっていた。
音楽劇『2FATE ~二つの心と一つの夢~』
『エクウス』(Equus)
音楽劇『2FATE ~二つの心と一つの夢~』
SPECIAL CROSSTALK
仲のいい3人での舞台は新鮮だし楽しかった!
川崎 俺、実はジュニアの仲間と外部舞台に出るのはこの作品が初めてで。関係性が出来上がっている3人だからこそ、初めましての他のキャストの方たちと差が出すぎないかな?って、最初はちょっと心配だったんだよ。
青木 全然そんなことなかったけどね。
川崎 そうそう。むしろ、演出のヨリコジュンさんはじめ、みなさんが俺たち3人の雰囲気を楽しんでくださった。それが俺としても新鮮な体験で楽しみながらできたよ。
青木 俺は逆に3人の関係値に安心感があったし、しかも、主演が頼もしい皇輝くん。だから、何も考えずに最初から気楽に挑めた。
田村 僕らは普段から仲がいい。それもあって出演が決まったときはうれしかったな。
音楽劇『2FATE ~二つの心と一つの夢~』
川﨑 俺が演じた健一は心臓移植を受けて命が助かった人物で、その心臓の元の持ち主が青木演じる真。真は幽霊になって健一の前に現れるし、心臓を通して共鳴し合う関係でもあるから、だいぶいろいろ話したよね。
青木 物語としては、心臓を移植したことで、だんだん健一が真の人格に近づいていく感じだったからね。でも、いろいろ話はしたけど、俺はこう演じると説明したわけじゃなくて、お芝居をしていく中でお互いに察していく感じ。
川﨑 健一は真に影響を受ける人。だから、その日の真のテンションによって健一の立ち居振る舞いも変わっていた感じだったよ。
田村 僕が演じた海斗は真の弟。海斗は、兄の心臓を移植して、歌手の夢を受け継ごうとしている健一に、複雑な感情を持っている。でも、その気持ちが徐々に変化するところが海斗のポイントだったね。
音楽劇『2FATE ~二つの心と一つの夢~』
川﨑 健一のアンチだった海斗が最終的には健一を応援するようになる。その切り替えが、海斗は難しいだろうなと思っていたよ。
田村 最後に、歌手を夢見ていた真のマイクを健一に託すでしょ? そこは悲しみを抱えつつも海斗が前を向いた瞬間だったと思う。
川﨑 音楽劇だから歌も多いから、歌詞が覚えられなくて大変だったよね(笑)。
青木 今まではフルコーラスを歌うことが少なかったから、1番と2番が混ざっちゃう。
田村 本番で間違えた皇輝くんに青木くんが合わせたこともあったよね(笑)。
川﨑 俺が急に2番を歌い出したとき!
青木 俺もとっさに2番を歌ったよ(笑)。
川﨑 ありがとうございました(笑)。公演中に3人でご飯にも行けたし、3人で同じ舞台に出演できて、本当にうれしかった!
ミュージカル『ラパチーニの園』
北川拓実
Takumi Kitagawa
STAGE REPORT
役柄になりきった北川の歌と演技が感動的!
画家を志すジョヴァンニ(北川)は、庭園にたたずむ娘・ベアトリーチェ(宮澤佐江)に恋をする。その庭に通ううち、引かれ合うようになる2人。だが、ベアトリーチェには重大な秘密があった。一途にベアトリーチェを愛し、その思いを込めた北川の歌に、観客も感動。ジョヴァンニになりきった北川の演技が心に響く作品になっていた。
ミュージカル『ラパチーニの園』
ミュージカル『ラパチーニの園』
SPECIAL INTERVIEW
僕なりのジョヴァンニを演じられたと思う
この作品は韓国発のオリジナルミュージカル。韓国の俳優さんは音域も声量もすごいから、とにかく歌が難しいんだよ。しかも、僕が演じるジョヴァンニには『光消えた瞬間』という歌い上げる曲もあって、そこは僕にとって最高の見せ場。だから、その曲をはじめ、まずは歌を完成させることから始めた。 ジョヴァンニのWキャストが大先輩の林翔太くんなのも、最初はプレッシャーで。稽古では翔太くんが演じているのを見させてもらったんだけど、お芝居が圧倒的にうますぎて、正直泣きそうになった(笑)。でも、それが逆に刺激になって、僕は僕の個性を出そう! という気持ちになれたし、結果的に僕なりのジョヴァンニになったと思っているよ。
ミュージカル『ラパチーニの園』
ジョバンニを演じるときに意識したのは、画家を夢見て田舎から出てきた青年だっていうこと。きっと純粋な人だろうから、いかにセリフを真っすぐ言うかを大事にしたよ。ジョヴァンニはベアトリーチェに恋をして、彼女を描くことになるけれど、そのときも、画家としてベアトリーチェの「美しさ」を描きたいという気持ちは忘れないようにした。 この作品のおかげで歌もお芝居もだいぶ進化。お客さんが感動してくださっている姿を見たときは、このために表現する仕事をしているし、これが僕の生きがいなんだ! と思ったよ。だからこれからも今回ご一緒した翔太くんや憧れの京本(大我)くんのように、ミュージカル界でも活躍していきたいな。
『大阪松竹座さよなら公演
~ありがとう松竹座~ 』
松竹座の歴史を凝縮したステージ
和の演出をたっぷり詰め込んだ『誘う』で始まったライブ。『ANOTHER』や『少年たち』などの劇中歌を過去映像とともにメドレーで、さらに先輩たちがジュニアだった頃のユニット曲の数々を、当時の衣装をまとってつづっていく。階段ステージでの華麗なショー、さらに客席、花道、バルコニーに飛び出して『ロマンティック』などを全力で届けた。エピローグにふさわしく、関西ジュニアが培ってきた松竹座の歴史が詰まったライブになっていた。
※撮影はゲネプロ時のものとなります。大内リオンの掲載はございません。
嶋﨑斗亜
Toa Shimasaki
大西風雅
Fuga Onishi
岡﨑彪太郎
Kotaro Okazaki
岡佑吏
Yuri Oka
山中一輝
Itsuki Yamanaka
浦 陸斗
Rikuto Ura
伊藤篤志
Atsushi Ito
池川侑希弥
Yukiya Ikegawa
角紳太郎
Shintaro Sumi
丸岡晃聖
Kosei Maruoka
北村仁太郎
Jintaro Kitamura
中川惺太
Seita Nakagawa
亀井海聖
Kairi Kamei
嵜本孝太朗
Kotaro Sakimoto
岩倉 司
Tsukasa Iwakura
上垣廣祐
Kosuke Uegaki
千田藍生
Aoi Senda
渡邉大我
Taiga Watanabe
野田開仁
Kaito Noda
田所蒼大
Sota Tadokoro
SPECIAL
CROSSTALK!
松竹座での思い出や今回の公演について、
嶋崎・岡・池川・渡邉・野田がクロストーク。
嶋崎斗亜 × 岡佑吏 × 池川侑希弥 × 渡邉大我 × 野田開仁
松竹座で培った先輩方の雑草魂は
引き継ぎたい!
池川 岡くんや斗亜くんが入所した当時の松竹座ってどんな感じやったんですか?
嶋崎 僕が入った頃は、先輩たちが昼夜間、壁に向かって漫才のネタ合わせしてたん。
池川 マジですか?
嶋崎 ほんまに。だから「大変なところに入ってしまった」ってビックリした(笑)。
岡 俺も振付師さんに「漫才作ってみろ」と言われて、その日に作って見せたことがある。
野田 ええ! すごいですね。
岡 大我たちの松竹座の思い出は?
渡邉 僕は『正門良規 Solo Live SHOW with 関西ジュニア』の特技披露で、正門くんを寝転ばせてみたものの何もできず、「終わった…」と思ったこと。
野田 僕は、去年の『関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ〜!』ですね。毎日、ネタを変えたりして。
岡 そんなことしてたん?
野田 はい。よゐこの有野(晋哉)さんが演出してくださっていたんです。
池川 僕は『関西ジャニーズJr. Space Journey! 〜僕たちの軌跡〜』。初めて役をもらったから。あと、正門くんのソロコンで初めてマイクを持ったのもうれしかったな。
岡 俺も初めてのマイクは松竹座。その頃の公演は演出がちょっと特殊で。急に「回すの限定の特技披露」と言われて、中国ゴマ、座布団回し、バレエのターンをする子のなかで俺はヨーヨーを回してん。
野田 めっちゃ面白いですね。
嶋崎 今回の公演は、僕が入る前にやっていたような演目がいっぱいあるねん。
野田 和コーナーもすごいですよね。
池川 あんなに小道具使うんやって驚いた。
嶋崎 僕たちも懐かしいけど、何より昔から関西ジュニアについてくださっているスタッフさんたちが「懐かしい」って楽しそうやな。
池川 僕らからしたら1周回って新しいけど。
岡 ここで培った先輩方の雑草魂は引き継いでいきたいな。
嶋崎 話は変わるけど、この公演中に(大西)風雅が「みんなでお風呂に入ろう」って言ってるらしいねん。
渡邉 うわ! 入ってみたいな。
嶋崎 松竹座のお風呂って、大きいジュニア組が入る暗黙のルールがあるねん。けど先輩から誘われたら入ってもいい、謎ルールもあって。
岡 あったな。
嶋崎 だから今回は、岡ちゃんや僕たちが誘ったら、みんな入れるよね。
岡 実は俺、まだ入ったことないねん。
嶋崎 ええ!?
岡 なんか、緊張して入られへん。
池川 でも岡くんが入ってくれないと…。
渡邉 さすがに僕らは行けないです。
岡 じゃあ、ちょっと考えてみます。
池川 でも僕、さっき入っちゃいました。
嶋崎 なんでやねん(笑)!
※インタビュー後、岡は無事お風呂に入れたようです!